折々に思うこと その39(R8 2月)
お正月も、箱根の駅伝も、成人の集いも、都道府県対抗駅伝も、各種冬のスポーツ大会の決勝もあっという間に終わってしまいまして、もう2月です。2月になると、イタリアで冬のオリンピックが始まります。3月のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の選手選考も進んでいるようです。
まるで、スポーツの催し事を中心に日本や世界が回っているような気がしますが、目を転じると、ロシアのウクライナ侵攻はもう4年になり、停戦の協議も頓挫している状況、中東ガザ地区の平和も完全には戻らず、イランやベネズエラでも国民が分断され揺れています。「話し合いによる解決」が隅に追いやられ、大国のわがままや恫喝がのさばっている状況は、かつての大戦前の世界に似ているのではないかと、私は密かな危惧を抱いております。
人類は、これまでの歴史の積み重ねからいったい何を学んできたのでしょうか。先史に学んで、今、そして未来のあり方を模索してきた人類の叡智は何だったんだろうかと暗澹たる気持ちにもなってしまう今日この頃です。
先日、政府閣僚の記者会見の中で、「イランやベネズエラでの不安定な状況を日本としてどう思うか」と聞かれた際に、官房長官でしたか、「状況を見守ることにしている。我が国に直接関係ある事案ではないので」と答えているのを見て、なんと情けないことを言うのだと思いました。これは「いいこと」なのか「よくないこと」なのか、「是」か「否」かをしっかりと発信してほしいと思ったのは私だけだったでしょうか。
我が国に大いに関係あることとして、北朝鮮による日本人拉致問題があります。かつて小泉 純一郎総理が直接北朝鮮のピョンヤンへ乗り込んで、数名の被害者を連れ帰ってからもう20年以上。まだ当地に残された人はいるのに、事態は遅々として進みません。組閣や内閣改造で拉致担当大臣になった方や時の総理は「身命を賭けて連れ帰る」とコメントされますが、状況は停滞したままです。日本人としての意地をかけて局面を打開してもらいたいものです。あの横田 早紀江 さんの悲痛な叫びはもう聞きたくありません。私たちにできることは何かないのかなと悶々とする日々です。
昨年度の世相を代表する漢字は「熊」でした。むべなるかなと思います。九州には熊はいないことになっているので安心ですが、我が家の周りには「猪」がよく出没します。先日も、朝、出勤しようと思って外に出ると、駐車場の周りに直径5センチから10センチの石ころがごろごろと散乱しています。「えっ」と思って近くを見ると、駐車場に隣接した竹林が、至るところ掘り返されています。どうも真夜中に猪達の運動会があった模様です(家のすぐそばまでエサを探しにやってきた)。猪突猛進で迫られたら、午年生まれの私は、駿馬のように鮮やかに攻撃をかわすことができるだろうかと不安に思いました。今日はこのあたりで失礼します。

